痛みをとる鎮痛剤の数々

各種の鎮痛剤

バファリンに配合されているアスピリンと同様に多く使用されている成分がイブプロフェンです。イブプロフェンは前述にもある非ステロイド系の消炎鎮痛剤(NSAID)で、WHOのエッセンシャルドラッグ(必須医薬品)にも含まれています。

 

イブプロフェンはアスピリンよりも副作用が比較的少なくて効き目が強いといわれ、一般市販薬ではナロンエース、エスタック、イブなどに配合されています。但し、これも小児用には市販薬で入手することはできません。

 

パラセタモール(アセトアミノフェン)も一般市販薬では広く使われている成分で、セデス、ノーシン、バファリンLなどが該当します。胃腸障害の副作用はアスピリンよりも少なく、身体に優しいということで小児用の鎮痛剤もこれが使われています。

 

非ピリン抗炎症剤に分類されており、服用後に眠くなりにくいのも特徴ですが、アルコールと一緒に服用すると肝障害を起こしやすいので注意してください。

 

最も鎮痛効果が高いとされるのがジクロフェナクで、商品名ではボルタレンが有名な薬です。これは一般市販薬ではありませんから処方してもらう必要があります。

 

こうした鎮痛剤の基礎知識は役に立つと思いますが、実際の使用については、やはり医師や薬剤師の指示に従うことがまずは基本です。